「柴田聡子のひとりぼっち’20 in 大手町三井ホール」[Blu-ray]の早期予約特典、ZINE「基礎からの柴田聡子」の内容と執筆陣と、本人による「前半生」テキストの一部も公開しました。8月31日ご予約受付分までとなります。お申し込みお忘れなく!


ZINE「基礎からの柴田聡子」 32P(本文28P)
・柴田聡子 前半生(文・柴田聡子)
・柴田聡子 後半生(聞き手・矢島和義(ココナッツディスク吉祥寺店) 文・編集・中谷琢弥)
・ディスクレビュー
「2011、夏のデモ」「2011、冬のデモ」「pocke」(文・柴田聡子)
「しばたさとこ島」(文・三沢洋紀)
「海へ行こうか EP」(文・ayU tokiO 猪爪東風)
「いじわる全集」(文・柴田聡子)
「SHIBATA SATOKO LIVE SOUVENIR」「柴田聡子ライヴ」(文・根津悟)
「柴田聡子」(文・山本精一)
「Songs from White cobra apartment “白蛇荘より”」(文・Snap! Clap! Club Dani Cantó)
「詩集 さばーく」(文・須川善行)
「愛の休日」(文・葛西敏彦)
「がんばれ!メロディー」(文・宮﨑洋一)
「SATOKO SHIBATA TOUR 2019 “GANBARE! MELODY” FINAL at LIQUIDROOM」(文・Dub Master X)
「スロー・イン」(文・宮﨑洋一)
・柴田聡子 X カニエ・ナハ対談(文・編集・中谷琢弥)
・素敵眼鏡MICHIOさんと最高のメガネを見つけよう!(編集・柴田聡子)
・両親インタビュー(文・柴田聡子ご両親)
・写真(池野詩織)

 


柴田聡子 前半生(文・柴田聡子)より抜粋

時は1986年12月11日。時間は何度聞いても覚えられない。北海道は札幌、柴田家に第二子誕生。のちに聡子と名付けられるその赤ん坊が私だった。両親は共働きだった為、0歳児から保育園に通う。動物の耳のついたオールインワンなどをそれなりに着せられる幼児期を過ごす。海に行ったり、山に行ったり、北海道の自然を満喫しながら、2つ上の兄や歳の近い従兄弟たちと遊びまくり元気に成長。よく寝て、よく食べる。保育園時代の仲良しと疑似的に喧嘩してみようとして本当に喧嘩してしまい、卒園するくらいまで絶交状態になる。トイレの中、トイレットペーパーホルダーの上についている、カランカランと鳴る金属の被せみたいなものに顔を近づけすぎてどっちかの眉を負傷。何針か縫う。そこからしばらく、たまに保育士さんとふたりきりの通院があり、ちょっとうれしかった。給食のきのこスパゲティが好きで、そのレシピを母が調理師さんから聞き、家でも作ってくれた。ぐんぐん成長する。小学校に入学。どんどん成長する。